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日本酒との出会い

私と日本酒との関係について、少し。

私はウズベキスタンに行く前は日本酒の美味しさは特にわからなかったのです。美味しいとは思いますが、お酒ならなんでものめるのでたくさんの中の一つ、という感じでした。

ウォッカとビールがたくさんあるウズベキスタンですが、もちろん日本酒も日本の料理酒もなく、日本にいるときみたいに付き合いでちょろっと日本酒を飲むなんてこともまったくない生活をしていたため、自然と禁日本酒生活をしていました。

そんなあるとき、友人が日本から来て、お土産でカップ酒を買ってきてくれました。それを飲んだら、なんと、尋常ではないお米の味を感じたのです。

こ、これが日本酒!!、日本酒ってお米の味がする!!!

っと感動してしまいまして、と同時に、日本酒を飲んだ途端にお出汁のきいたおでんやお刺身や蕎麦が猛烈に欲しくなって、なるほどこういうことか、意識したことはなかったけれど、私の体に日本酒と日本の出汁文化のお料理の味がインプットされているんだ

っと肌で?舌で?感じた大事件となったのです。

それから、すっかり日本酒が大好きになってしまい、帰国してからは常に日本酒をいただける機会を心待ちにして生きています。

そんな私に最高の場で演奏させていただきました。

5月14日は永田町にて、永楽倶楽部さんでパーティー演奏。
釣詩会という、日本酒を楽しみ音楽を楽しむという素敵なコンセプトの会です。

みなさん日本酒を楽しみに来る紳士淑女だけあって、飲んでも顔色一つかわらない方ばかり。なにせお酒も選りすぐりで選ばれたとても美味しいものばかりでした。

ドゥタールはもちろん初めてごらんになる方ばかり、ドゥタールの音色と珍しいウズベキスタンの歌、とても喜んでいただきました。

 

演奏後みなさんと美味しい日本酒をいただきました!!

開運(静岡、土井酒造)、文佳人(土佐、アリサワ酒造)、miracle world of micro organisms(新潟、山城屋)

以上の三種をいただきました。

『miracle world of micro organisms』は『(日本酒は)微生物による奇跡の世界』という意味。数本の曲線は、生酛仕込みにおける微生物の遷移グラフをシンプルに図案化したもの、だそうです。スッキリとしていてとても飲みやすく美味しかったです。

他の2つもしっかりとした味で大変おいしかったです。最近は、わざと磨きすぎない力強い日本酒が人気だそう。

お料理も大変美味しかったです!

やはり日本酒にはお刺身ですね。

美味しいお酒とお料理で会話もはずみ、大変楽しい会でした。

 

駒﨑万集