4/20 音や金時にて
ウイグルドゥタールUyghur Dutar、トルコのサズSaz奏者の大平清さんとデュオ演奏会でした。

第2回目の今回はデュオ曲も増え、お互いの専門の国の音楽を共有しておのおのの楽器を用いてアンサンブルしたので、ウイグル、トルコ、ウズベク、タジク、と多国籍でますます異国情緒溢れる会に。

私も初めてウイグルとトルコの歌を教えて頂き挑戦しました。素晴らしい音楽たちです。
具体的に述べますと

1部
大平さん　ウイグルドゥタールによるウイグル音楽
１　Bon Pede
２ 金の様な美しい人(アルトゥン.ジャン)
３ 花が咲く(アチル)

私　ウズベクドゥタール
４Gilos…さくらんぼ（ウズベキスタンの曲）
５Ohangi Sharq…東洋の響き（タジキスタンの曲）
６Par devol…羽根の壁（弾き語り　ウズベキスタン、ホラズムの民謡）

大平さんと私　ドゥタールとドゥタール
７chertmak…つま弾き(ウズベキスタンの曲)
８Yor　Kelmedi…恋人はこなかった（ウイグルの歌）

２部
大平さん　トルコのサズによるトルコ音楽
９　フィダイダ (Fidayda)
１０ 異国の鶯 (Uzun hava)

私　ウズベクドゥタール
１１Qalabandi…カラバンディ（タジキスタンの歌）
１２Javonon…若さ（タジキスタンの曲）
１３Qosh　Tor　（ウズベキスタンの曲）

大平さんのサズと私のドゥタール
１４Orik　Gullaganda…あんずの花が咲くころ（ウズベキスタンの歌）
１５Achir〜Ayna　Ayna…鏡よ鏡　（トルコの歌）
１６Yallama Yorim…愛しい歌　（ウズベキスタンの民謡）
アンコール
１７Dutor　Bayoti…　ドゥタールの民謡（ウズベキスタンの曲）

となります。なかなかボリュームがあります。

今は非常にウイグルが大変な局面を迎えていて、あまり報道されていませんが本国の演奏家はどんどん強制収容所にいれられているらしいので、
日本でウイグルの音楽家直伝のウイグルドゥタールと歌を披露される大平さんの活動は本当に貴重で意味のあるものなのです。

音楽家が迫害されるとは、つまり民族を形成するその音楽、文化の力が恐れられている、音楽がそれほど影響力のある事なんだなと改めて実感します。

最後に頂いた美味しい差し入れたち！！

ご来場いただいた皆様、ありがとうございました！